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ちーこ先生の頭の中一覧
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ちーこ先生の頭の中
僕が僕であるために、勝ち続ける #4
1997年に「僕が僕であるために」というドラマがありました。 結末は今でも覚えていて、涙の物語でした。 その際に初めて、タイトルと同じ名前の尾崎豊の楽曲を聴きました。 メッセージ性が高いことはなんとなくわかりましたが、 昔の私は「僕が僕であるために」の言葉の意味を理解していませんでした。 僕は消えることがあるの?どういうこと?…と。 それから20年余りたち、昨日たまたま聴く機会があり、何だかぐさーっと心に刺さりました。 尾崎豊の半生と合わせて考えると、私の解釈はそうだと思います。 大人になるってこういうことか….痛感。 私はこの6年間で、 「なにわ料理って古臭い」とか、 「なにわ料理って存在しないのに、何で言い切れるん」とか、 「古臭い料理、誰も習いたくないよ」とか、 一部の方々に、言われてきました。 なので私の料理の代名詞を「やさい和食」と変えました。 すると、懇意にしてくださっている方々から心配されました。 「大阪の味を伝えたいんじゃなかったの?」 「やさい和食なんて、埋もれる名前にどうしてするの?」 と。 どこの地域にも伝え継がれてきた家庭の味があって、大阪もしかり。 その大阪の味が大好きで、体系化して、それをたくさんの人に伝えたくて「なにわ料理」と名付けました。 その想いを「一般大衆に浸透させるのは難しそう」と不安で、消してしまっていました。 今年に入り、テレビにまた出させてもらい、スタッフさんがとても「なにわ料理」を愛してくれていることがわかりました。本当の想いを消してしまった、街にのまれた自分がとても情けなくなりました。 私の料理を必要としてくれて、愛してくれている方々は確かにいる。 1人でも必要としてくださる方がいる限り、 本当にちゃんと伝えたいことをぶれずに伝えていく その想いは尾崎豊の 「僕が僕であるために、勝ち続けなきゃならない」 「正しいものが何なのか それがこの胸にわかるまで」 とリンクします。 私が私であるために、 勝ち続けるとは、負の気持ちに負けない。 つまり、誰に何を言われても「なにわ料理を伝えていく」こと。 正しいものが何なのかわかる =「なにわ料理」を伝え続けてきて本当によかったと心から思える 歌詞の意味がすーっと理解できると、勝手な話ですが、尾崎豊に背中を押された気がしました。 自分の料理にしっかり自信を持っていい そう心から思えました。 聴くきっかけをくれた、私が好きな番組アウト&デラックスに感謝です^ ^ さて、皆さんに心の底から推したいなにわ料理! 今月の通常レッスンのテーマは「大阪なす」です。 大阪の野菜の中心人物(?)と言っても過言ではありません。 レッスン詳細はこちら なにわ料理のコンセプトは、 食べるほどに美味しさを感じ、食べ終わると恋しくなる。 ・自分の、誰かの、心を掴む料理が作れるようになりたい方、 ・旬の野菜を旬の時期に美味しく食べたい方 ・記憶に残る味を毎日の食卓に取り入れたい方 そして、 自分の料理に自信を持ちたい方 一緒にぜひ「なにわ料理」を作りましょう。 “゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。: \\読むだけで、野菜の旬が身につくLINEメッセージが受け取れる// 旬の野菜をもっと美味しく食べたい方はぜひご登録ください
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料理は作れなくてもいいよね…は無責任 #3
今日の大阪はとてもいい天気。 私は朝一番に図書館に行き、料理本をたんまりと借りに行きました。 日差しは眩しいですが、少し肌寒いですね。 さて、 私は小さい頃から料理を作ることが大好きでした。 目の前でどんどん形が変わる食材が、焼かれることで色が変わり、香りが漂い、「早く食べたいな〜」とい期待が高まり、食べたら本当に美味しくて感激する そんな料理を作る時間がとても大好きです。 料理は作れるようになった方が絶対いい、心からそう思います。 生産者さんと出会うようになってから、 旬の時期に、旬のものを選んで買い、 それを美味しくいただくことは、 この自然と、生産者さんへの 感謝と、使命感にも似た責任だと思うようになりました。 なので、 「料理って作れても作れなくてもどっちでもいいよね」という心情は、 何だか無礼で無責任って思ってしまうのです。 私たちの食べ物を作ってくださっている生産者さんと、自然への感謝の気持ちって大切じゃないかな? 私は、 この自然と、生産者さんとが 食生活を支えてくださっていることに感謝して、 ちゃんと選んで、美味しくいただく責任を持ちたい。 その責任を持って、たくさんの現代人にまずは旬の時期の食材の選び方をしっかり届けたい。 なにわの料理教室 健彩青果のレッスンでは、 旬の野菜を美味しく食べる料理を作る時間だけでなく、 なぜその野菜が今旬なのか? その野菜がどう育てられるのか? しっかりお伝えする座学の時間から始まります。 今月の旬野菜は「大阪なす」 大阪だからこそ育つ、 美味しさをぜひ知りたい方は今月のレッスンにお越しくださいね。 “゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。: \\読むだけで、野菜の旬が身につくLINEメッセージが受け取れる// またはID検索→ @ogk2056
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料理教室祝6周年 #2
2013年5月に独立して、6年が経ちました。 6年前の当時の写真です。 アート書道をしている幼馴染に書いてもらった料理教室の看板と並んで、これから広がっていく料理教室に想いを馳せている私。 なんとも初々しい。 それからたくさんの農家さんや生産者さんを訪問し、北は北海道の根室まで 昆布漁を見に行ったりしました。 インターネットで調べれば何でもわかる時代ですが、生産者さん達の今の声をダイレクトに聞きたかった。 いくら正直な記者さんが書いたとしても、文字数に制限もあるし、なかなかメディアではその全部を知ることはできません。 料理を人に教える上で、その食材を作っている方、採っている方の声を聞き、現場を見ないと、単に薄っぺらいレシピを伝えているだけのような気がしたからです。 中央卸売市場で仕入れた新鮮でみずみずしい野菜 と、自信を持って、生徒さんに伝えていますが、 それだけじゃ、ダメなんです。 生産者さんの想いを一緒に伝えるのが、この料理教室の役割。 自分の空腹を満たす幸せために、生産者さん達は食べ物を作ってくださっている。 都会で暮らす私たちには、本当にありがたいことです。 そう思うと、目の前のご飯をいつもよりも感謝していただけませんか^ ^? 日々手を合わせて「感謝していただきます」と想うことで、生産者さんも、自分も、心が救われます。 これは祈りの力 ….なんだかスピリチュアルな話になってきましたが….. 感謝の心を重ね続けることで、 みんなが一番欲しい「毎日幸せ」が手に入ると思うんです。 だから、私は料理教室をしています。 7年目も走り続けますよ!!!!! “゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。: \\読むだけで、野菜の旬が身につくLINEメッセージが受け取れる// またはID検索→ @ogk2056
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平成は青春期、令和は成熟期 #1
今日で長かったGWが終わり。 私は休暇をとって、和歌山の加太に行ってきました。 その時に利用したのが、この「めでたいでんしゃ」。 令和に入って、こんな電車に乗れるなんて、めでたいね! 平成は私にとっての青春だった。 そんなことを思いながら、過ごした旅だった。 令和は地に足つけて、もっともっと「大阪の食の魅力」を伝えていきたい。 今の写真映えとか、キャッチーな感じではなくて、 江戸時代から伝え継がれてきた、 大阪の経済もゆるがすほどの、美味しいなにわ料理の味わいを。 2013年に独立してから、6年が経った。 去年は ・1つのテレビ番組で、複数回の出演 →信頼の証拠! ・JR環状線のフリーペーパーの連載 →大阪府さんのお済み付きで決まりました。 ・大阪日日新聞に掲載 かなりステージアップする機会をいただきました。 今年はもっと生徒さんを増やしたい。 そして、その生徒さんを長く深く、見ていきたい。 なにわ料理、は私が作った言葉ですが、 世界一のグルメ大国とも言われる大阪で暮らす大阪人が「美味しい」と感じている味を体系化したもの。 薄口しょうゆと昆布だしで、素材の味を引き出す料理 そのなにわ料理をたくさんの人に知っていただく機会をもっともっと増やしていきたい。 旅行先でとことん鯛を楽しみ、 加太の鯛は本当においしかった。 春の桜鯛、秋の紅葉鯛、そのベストシーズンにまた来たいな^ ^ 食べ終わって、思ったことは 食材の旬がわかると、季節をもっと深く楽しむことができる。 同じ時間を過ごしていても、野菜の旬を知っているだけで、ご飯を食べている時の充足度は全然ちがう! それが自分の手で作った料理だったら、最高。 おまけに健康も保てる。理想の体型に近づける。 舌が肥えた大阪人の根幹を作ってきた「なにわ料理」を研究し続けた結果、 何に対しても「面白さ」を求めてしまう、大阪人のような愉快な楽しい世界を自分の手で創れることがわかった。 料理が作れるようになることは、 自分の人生にとって心強い自分を作ること。 そして、 家族、友達、仲間を大切にする、 人を、自分を、想う気持ちが深まること。 その料理が「なにわ料理」だったら、その想う気持ちががもっともっと濃ゆくなる。 私はそれを信じて、信じ続けて、 これから始まる、令和の成熟期を過ごしていけたらと思っています。 “゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。: \\読むだけで、野菜の旬が身につくLINEメッセージが受け取れる// またはID検索→ @ogk2056
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タケノコを通して、食育に対して思うこと。
4月の旬といえば、タケノコ。 10日経てば竹になってしまうことから、旬と竹を合わせて「筍」という文字が作られたそうです。 竹林では、放っておいても時季が来れば自然に生えてきますが、竹林の世話をしないなら、それなりのものしか生えてきません。6~7年育った竹は、たけのこを生まないので伐採したり、秋になると稲わらを敷き詰めて肥料にしたり、3〜4月のタケノコを収穫するためだけに、タケノコ農家さんは1年中労力をかけておられます。 タケノコはハウス栽培ができない、この時期だけにしか食べられないまさに自然の恵みです。 手に入れたら、タケノコ農家さんに感謝の思いを馳せつつ、大切に下処理して美味しくいただきましょう^ ^ タケノコから、食育のあり方を振り返りました。 食育は、色々な解釈がありますが、「食を通して生きる力を育む」ことです。 その中でも私は「感謝の気持ち」を軸とすることが大切かと思っています。 「感謝していただきます」と毎日唱えてた小学校の頃…..今はその意味が本当にわかる。当時は何かのおまじないと思っていたけど、それはそれで正解だったと思っています。 タケノコを通して、自然の恵みをいただけることに感謝。 自分が今日、今ここに生きていることに感謝。 そして、美味しく食べて、「あ〜幸せ」とつぶやける調理スキルに感謝です。 モニター募集中! 【初心者向け】マンツーマン短期レッスン “゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。:+* ゚゜゚*+:。.。.。:+* ゚゜゚*+:。.。: \\読むだけで、野菜の旬が身につくLINEメッセージが受け取れる// 旬の野菜をもっと美味しく食べたい方はぜひご登録ください
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2019年の目標は『原点回帰』
新年あけましておめでとうございます。 やさい料理研究家の大畑ちつる(ちーこ)です。 12月末開催のおせちレッスンは計3回、25名様にお越しいただき、満員御礼で終えました。ありがとうございました。 教室を始めた2012年は、野菜たっぷりの和食を大阪ならではの味に仕立てた「なにわ料理」を教える料理教室として始めました。おかげさまで、今年で料理研究家歴7年が経ちました。 新年はなんだか、ここまでの歴史を振り返りたくなりますね^ ^ 大学院を卒業し、20代は中央卸売市場で過ごしました。毎日新鮮な野菜や果物に囲まれ、頻繁に4kg、5kg、10kg!?の箱買いをしては、料理を作って美味しくいただいておりました。 同時に、野菜や果物が年々売れず、営業さんが苦労している姿を目の当たりしていました。 日本にはこんなに美味しい野菜や果物があふれているのに、野菜不足からくる健康問題が取り沙汰されているのに、どうしてみんな食べないの?とフツフツと思っていました。 みんな野菜と果物の美味しさを知らないからでしょ?それを生かしたレシピを知らないからでしょ? だったら、市場にいる私が発信するべきじゃない?と思い、会社に「料理教室をさせてください」と直談判しても聞く耳をもってもらえませんでした。 そんな気持ちから、2012年1月より自宅で料理教室を始めました。 私にしかできない、私だからこそ発信できる料理は、「野菜をたっぷり使うこと」「和食発祥の地・大阪ならではの和食」。 それを「なにわ料理」と名付けて、教え始めました。 しかし、「なにわ料理」ってマニアックすぎて、野菜好きの人しかウケない、とご意見をいただき、「やさい和食」という名前を変えて運営しておりました。ただ、テレビ局や新聞社などの方々には「なにわ料理」という言葉がヒットし、大阪府の公式サイトにもメニューを乗せていただいたり、フリーペーパーにも連載を持てるようになりました。 そして、NHKの常連の料理家の先輩からこんなアドバイスを年末にいただきました。 これからの時代、創作料理は終わり。昔ながらのきちんとした料理を、今に合わせてきちんと伝えられる人が大切にされる時代が来る。 だからもっと なにわを極めなさい。 と。 それって、私が始めに描いていた世界でした。大阪にはこんなに美味しい野菜や果物が集まる場所で、こんな料理に仕立てたらいいんですよ!とたくさんの人に伝えていきたい…..そう思っていた初期の頃。 そうか。いろんなことに忙殺されて、大阪をもっと深めることを初期の頃より怠っていました。 なので、今年のテーマは「原点回帰」。大阪の食をイチから勉強し直し、農家さんも巡っていきたいと思います。 長くなりましたが、皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 一緒に美味しいもんを食べて、楽しい毎日を過ごしましょう^