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2019年の目標は『原点回帰』

 新年あけましておめでとうございます。

 やさい料理研究家の大畑ちつる(ちーこ)です。

 12月末開催のおせちレッスンは計3回、25名様にお越しいただき、満員御礼で終えました。ありがとうございました。

 教室を始めた2012年は、野菜たっぷりの和食を大阪ならではの味に仕立てた「なにわ料理」を教える料理教室として始めました。おかげさまで、今年で料理研究家歴7年が経ちました。

 新年はなんだか、ここまでの歴史を振り返りたくなりますね^ ^

 大学院を卒業し、20代は中央卸売市場で過ごしました。毎日新鮮な野菜や果物に囲まれ、頻繁に4kg、5kg、10kg!?の箱買いをしては、料理を作って美味しくいただいておりました。

 同時に、野菜や果物が年々売れず、営業さんが苦労している姿を目の当たりしていました。

 日本にはこんなに美味しい野菜や果物があふれているのに、野菜不足からくる健康問題が取り沙汰されているのに、どうしてみんな食べないの?とフツフツと思っていました。

 みんな野菜と果物の美味しさを知らないからでしょ?それを生かしたレシピを知らないからでしょ?

 だったら、市場にいる私が発信するべきじゃない?と思い、会社に「料理教室をさせてください」と直談判しても聞く耳をもってもらえませんでした。

 そんな気持ちから、2012年1月より自宅で料理教室を始めました。

 私にしかできない、私だからこそ発信できる料理は、「野菜をたっぷり使うこと」「和食発祥の地・大阪ならではの和食」。

 それを「なにわ料理」と名付けて、教え始めました。

  しかし、「なにわ料理」ってマニアックすぎて、野菜好きの人しかウケない、とご意見をいただき、「やさい和食」という名前を変えて運営しておりました。ただ、テレビ局や新聞社などの方々には「なにわ料理」という言葉がヒットし、大阪府の公式サイトにもメニューを乗せていただいたり、フリーペーパーにも連載を持てるようになりました。

  そして、NHKの常連の料理家の先輩からこんなアドバイスを年末にいただきました。

 これからの時代、創作料理は終わり。昔ながらのきちんとした料理を、今に合わせてきちんと伝えられる人が大切にされる時代が来る。

 だからもっと なにわを極めなさい。

と。

 それって、私が始めに描いていた世界でした。大阪にはこんなに美味しい野菜や果物が集まる場所で、こんな料理に仕立てたらいいんですよ!とたくさんの人に伝えていきたい…..そう思っていた初期の頃。

 そうか。いろんなことに忙殺されて、大阪をもっと深めることを初期の頃より怠っていました。

 なので、今年のテーマは「原点回帰」。大阪の食をイチから勉強し直し、農家さんも巡っていきたいと思います。

  長くなりましたが、皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

  一緒に美味しいもんを食べて、楽しい毎日を過ごしましょう^ ^

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